☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ★                                     ★ ☆     MPK/MGS/OPX/MuSICA Multi player MultiPlay−X     ☆ ★                                     ★ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ version 1.13 ◎概要   本ソフトは、MPK,MGS,OPX,勤労5号(MuSICA上位互換)に対応した、実用性重視の  マルチプレイヤーです。  ◇対応しています! ・【共通.DIR規格】(SDF.DIR v1.0) ・階層ディレクトリ(DOS2時) ・マッパ(MPKで使用・プライマリのみ・DOS2時) ・歌詞表示(MPK),プログラム制御文字列(MGS) ・勤労規格(曲名等の表示)  ◇こんな機能があります! ・41段階の再生速度(10%〜400%(10%刻み)・早送り) ・自動演奏(NEXT,BACK,SHUFFLE,REPEAT スキップ機能付) ・ドライバ負荷表示(システムタイマ計測付) ・テキストビュアー ・MPK v1.03/v1.04(以降)自動切替 ・ヘルプ表示 ・カスタマイズ(キー、ヘルプ、パレット、FO速度、拡張子) ・ドライバ復活 ◎動作条件   MSX2/2+/tR(外付VDP・外付BIOSは不可、V-RAM128K)  MSX-DOS(1)/2   RAMの各ページのスロットが同一であること   曲名表示・歌詞表示・テキストビュアーは漢字ROMが必要 ◎対応ドライバ・ファイル   以下の4種類のドライバに対応しています。ドライバによってはサイズ制限等の  条件がありますので、演奏の際は御注意ください。   ※ドライバファイルはなるべく最新のバージョンを御使用ください。 データ 必要   ファイル名 拡張子 Ver. その他  ・MPK MPK .BIN .MPK 1.03   MPK103 .BIN .MPK v1.03以前のMPKデータ用  ・MGS MGSDRV .COM .MGS 3.17  ・OPX OPX .BIN .OPX ----  ・MuSICA KINROU5.DRV .BGM/BGR 1.00 ※MGSDRV .COMは、POPCOM等でダイエットしていないものに限ります。 ※最大サイズは規格外の20KBまで動作確認済です。 ※OPX .BINは、OPXAPIをMPXで使えるようにリンクしたものです。   また、後述するテキストビュアーでは、以下の拡張子のファイルの内容を見ること  ができます(この拡張子はカスタマイズで変更可能です)。 .DOC/.TXT/.HED/.LOG/.MAC ◎ドライバ読み込み・復活  ・読み込み  起動時に以下のディレクトリで全ドライバの読み込みを行います。但し、 復活したドライバ(後述)については読み込みを行いません。   DOS1・・・・カレントドライブ   DOS2・・・・カレントディレクトリ、MPX.COMを読み込んだディレクトリ  1度読み込んだドライバはソフト終了まで保持されるので、読み直すこと はありません。  起動時に見つからなかったドライバは、演奏等で必要になった時にカレン トディレクトリから読み込もうとします。また、【HOME】で読み込ませるこ ともできます。  ・復活  起動時に以前の使用で読み込んだドライバの状況を調査し、破損していな いドライバは復活します(ドライブから読み込みません)。 ◎MPK関連事項(MPKを使わない方には関係ありません)  ※マッパ対応について   起動時にプライマリマッパがあれば、最大3枚を確保します。このマッパは全て  MPKのデータ領域になります。MPK.BINはプライマリ以外のマッパにも対応していま  すが、MPXはプライマリにしか対応していません。悪しからず御了承ください。   尚、マッパを使用するとMPKの処理が重くなります。特に、圧縮されたデータだと  演奏までに数秒〜十数秒かかるので、暴走したかのように見えます(^^; 気長に待っ  てください(汗)   マッパを使用したくない場合は、起動時に[CTRL]を押し続けてください。  ※MPK自動切替について   MPK v1.03 以前の版で製作されたデータを v1.04 以降で演奏すると、作者の意  図と異なる演奏になる場合があります。そのため、MPK v1.03 と v1.04 以降 の両  方を内部に保存し、データのバージョンに応じて自動的に切り替える仕様になって  います。   v1.03以前のデータをv1.04以降のMPKで演奏させたい場合は、CTRLキーを押しな  がら演奏操作をしてください。 ◎起動方法   以下の書式で起動してください。普通はMPX[リターン]でOKです。 >MPX [path] [(-,/)SCC] []は省略可能、()はどちらか1つ   ・path  MPXで扱えるファイルを指定すると、自動的にファイルを演奏(または表示) します。ドライブ名・ディレクトリ名を含めると、カレントディレクトリが そのドライブ・ディレクトリに切り変わります。  ファイル名を省略してドライブ・ディレクトリだけを指定することもでき ます。但し、その場合はディレクトリ名に「..」を指定することはできませ ん。   ・(-,/)SCC  MGS、勤労5号で使用するSCCスロットを指定します。通常はドライバが自 動的に検索しますが、エミュレータで使う場合やSCC非搭載環境でMGSを使う 場合(*)に使用してください。  エミュレータの場合は01を、SCC非搭載環境の場合はページ2に何も接続 されていないスロットの番号を2桁の16進数で指定します。1桁の場合は必 ず頭に0をつけます。 ex) -80 /01 -83 (*) SCCを装着していない場合、一部のMGSデータで自動演奏できなかった   り、プログラム制御文字列が表示されない場合があります。これはMGS   の仕様です。 ◎操作キー説明(《》内はパッドのボタン)   以下のキー説明は初期設定時のものです。操作が複雑ですが、「ヘルプ=【/】」  さえ分かっていれば何とかなります(ォィ)   【↑↓←→ , 《↑↓←→》】 カーソル( → )の移動、スクロールを行います。 曲名表示時・テキストビュアー時は、←→でページ切り替えが可能です。   【SPACE , RETURN , 《A》】 カーソルが指しているものによって動作が異なります。 ディレクトリ・・・・・・ディレクトリを変更します。 音楽ファイル・・・・・・データのロード・演奏を行います。  同名のテキストファイル(.DOC/.HEDなど)があると、  自動的に読み込んでビュアー画面に移ります。 テキストファイル・・データを読み込み、ビュアー画面に移ります。    ※テキストビュアー画面時に押すと、【N】キーと同じ動作になります。   【HOME】 未読ドライバを表示中のディレクトリから読み込みます。 このキーを押すと演奏は停止し、RAMの曲データは消えます。   【SELECT , 《B》】自動演奏モードを変更します。   【ESC】 MPXを終了します。   【A 〜 H】 ドライブを変更します。各キーがそのまま A:〜H: に対応します。 英小文字でも構いません(以下同様)。 仮想2ドライブには対応していませんので御注意ください。   【BS】親ディレクトリに戻ります(DOS2時のみの機能です)。   【\】 DOS2時は、ルートディレクトリを表示します。 DOS1時は、ディレクトリの再表示(ディスク入れ替え時など)を行います。   【Q】 レベルメーターの速度(低速/高速)を切り替えます。   【M】 DIRファイルによる曲名表示と通常のファイル名表示を切り替えます。   【N】 テキストビュアー画面とファイラー画面を切り替えます。   【Z】 ファイル名表示画面にします。   【X】 DIRファイルによる曲名表示画面にします。DIRファイルが見つからない 場合はファイル名表示画面にします。   【S】 テキストビュアー画面にします。テキストがない場合は無効です。   【/】 操作ガイド(help)の表示、ページ変更を行います。   【F1】RAMにあるデータの(再)演奏を行います。   【F2】再生速度を10%ずつ速くします。   【GRAPH】押している間、早送りします。歌詞やレベルメーターは更新されません。   【F4】再生速度を10%ずつ遅くします。   【STOP】演奏を停止します。   【F3】フェードアウトして、演奏を停止します。   【F5】フェードアウトして、次の曲に移ります(演奏モードがMANUALの時は停止)。   【INS,DEL】 フェードアウトの速度を調節します。 INSで数値が増え(遅くなり)、DELで数値が減り(速くなり)ます。   【0123456789 , YUIOP , JKL】チャンネルミュートを行います。   【TAB】画面を真っ暗にします。何かキーを押すと戻ります。   【W】 ターボRのCPU(Z80/R800)を変更します。 演奏中など、FM音源が暴走する恐れのある場合は無効になります。   【@】 割込負荷表示をONにします。もう一度押すと戻ります。 ◎画面構成 +――――――――――――――――――――――――――――――――+ |+-----------------+MultiPlay-X ver1.xx << 11 >> << 5 >> | || << 1 >> |+-------------------++---------++-----------+| |+-----------------+| || << 4 >> || || ||-----<< 2 >>-----|| << 3 >> |+---------+| << 6 >> || | 123456789JKLYUIOP +-------------------+ +-----------+| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | << 7 >> | |________________________________| | << 8 >> | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | | << 9 >> | | | |________________________________| | << 10 >> | +――――――――――――――――――――――――――――――――+  1. レベルメーター  発音時にバーが 音量×2 ドットの長さになり、その後一定の速度で縮み、 バーの長さが半分になると縮む速度が半減します。  メーターは、左から FM1〜FM9、PSG1〜PSG3、SCC1〜SCC5 の順番になって いて、背景の点の黄色い所が音源の境界になっています。  2. チャンネルミューター  演奏中のチャンネルは黄色く点り、ミュートすると×印になります。演奏 されていないチャンネルは真っ黒になっています。  3. ステータス表示1 【DATA】・・・・・・・・RAM上にあるデータのファイル名を表示します。 【TIME】・・・・・・・・演奏時間のタイマです。演奏開始時にリセット・カウント 開始し、曲の終了or一周ループでカウントが止まります。 曲が一周すると、表示が水色になります。 タイマの右側には総演奏時間を表示します。総演奏時間は MPK v1.04以降、OPX のデータが対応しています。 【MODE】・・・・・・・・自動演奏モードの状態を表示します。 MANUAL・・・・・・自動演奏OFF NEXT・・・・・・・・演奏終了後、次の曲を自動的に演奏 BACK・・・・・・・・演奏終了後、前の曲を自動的に演奏 SHUFFLE・・・・・演奏終了後、ランダムに選曲して演奏 REPEAT・・・・・・演奏終了後、同じ曲を再演奏    4. ステータス表示2 【SCC】・・・・・・・・・演奏中、或いは直前に演奏したドライバのSCC認識状況を 表示します。MPX起動後のSCC後挿しでも認識されます。 【F.O.】・・・・・・・・フェードアウトの速度を表示します。 数値範囲は 5〜55 で、初期値は 30 です。 【SPEED】・・・・・・・現在の演奏速度を表示します。100%が通常速です。 数値範囲は 10%〜400% で、初期値は 100% です。  5. 現在時刻表示  現在の時刻を 時:分 の形で表示します。  6. ドライバ状況表示  各ドライバの欄には、まだ読み込まれていない場合は-.--、既に読み込ま れている場合はバージョン番号等を表示し、演奏中の場合は青くなります。  MPK自動切替機能が使用可能な時(新旧の両方が読み込まれている時)は、 MPK欄には AUTO を表示し、演奏時は実際に使用しているバージョンを青 で表示します。  7. 曲データ内容  曲データが保有している情報を表示します。情報の項目は各ドライバによっ て異なり、以下のようになっています。  MPK・・・・・曲 名、作曲者、編曲者、メ モ、 バージョン  MGS・・・・・曲 名、 バージョン  OPX・・・・・曲 名、  メ モ、記 号  MuSICA・・曲 名、        メ モ  MPKの曲情報には字数制限がありませんが、MPXはMPKEDより表示可能文字 数が少なくなっています(MPKEDより文字が大きいため)。  MGSの曲情報はMGSEL互換で、TABも展開されます。  MuSICAの曲名・メモは勤労規格のものです。曲名が入っていないMuSICA データでも、SDF.DIRから選曲した場合は、SDF.DIRの曲名を表示します。  8. 歌詞表示  MPK、MGSの歌詞規格に対応し、歌詞表示要求に応じて表示します。データ 型式はMGSEL互換ですので、MPKのデータはMPKEDと異なる表示をする場合が あります(基本的には問題ありません)。  勤労5号の歌詞規格には対応していません。  9. ファイル名表示/曲名表示/テキストビュアー  「ファイル名表示」「曲名表示」「テキストビュアー」の3つの画面が必 要に応じて自動的に切り変わります。手動で切り替えたい場合は M,N,Z,X,S キーを使用してください。  10. ヘルプ/ディレクトリ情報  ヘルプ機能を使用していないときは、ドライブ・ディレクトリ名を表示し ています。左側の数値は「現在の位置/総ファイル数」となっていて、MPX が認識したファイルの総数と現在のカーソル位置を表示しています。  ヘルプ機能( / キー)を使用しているときはヘルプ表示になります。  11. CPU負荷表示(turboRのみ)  負荷表示がONの時に、ドライバの処理時間をシステムタイマーで測り、1 秒毎に測定結果を表示します。単位は%で、aは平均値(100%=1秒)、mは 最大値(100%=1/60秒)を示しています。 ◎機能の詳細説明  ※再生(SPACE,RETURNとF1の違い)  データをロードして再生する場合は必ず SPACE,RETURN を使用しますが、 既に RAM上にあるデータを(再)演奏する場合、F1 と SPACE,RETURN で同名 ファイルを選択した場合とでは若干の違いがあります。  チャンネルミュート 再生時のノイズ  SPACE,RETURN・・・ 再生前の状態を維持 出る場合がある  F1・・・・・・・・・・・・・ すべて解除    出ない  ドライバを発見できずに再生できなかった場合は、ドライバのあるディレ クトリを表示させてからF1を押せば、ドライバを読み込んでから演奏を開始 します。  ※チャンネルミューター  ミューターの下に表示されている英数字と同じキーを押すと、対応する チャンネルの音が消えます。MPK v1.03は非対応です。  ※演奏速度調整  F2 と F4 を使って、演奏スピードを10%から400%まで、10%刻みで調整する ことができます。R800は400%でも余裕がありますが、Z80だと200%程度が処理 能力の限界です。CPUの処理能力を越えるスピードを指定してキーを受け付け にくくなった時は、速やかにスピードを下げてください。スピードが下がり にくい場合は、STOPキーで一旦演奏を停止することをお勧めします。  ※自動演奏  曲が終了した時、或いは1周した時に、他の曲に切り替えるのが自動演奏 です。SELECT で切り替えます。自動演奏が機能していると、曲が1周した 時に自動フェードアウトします。  曲終了・ループの判定は1秒毎にしか行っていないので、他のプレイヤー と比べると反応が鈍めです(^^;  ※【共通.DIR規格】(v1.0)対応  ディレクトリに SDF.DIR があると、自動的にDIRファイルを読み込み、 ファイル名の代わりに曲名を一覧表示します。但し、Mキー又はZキーでDIR ファイルの表示を行わないようにしてある場合は表示されません。  画面下部のDIR欄にはディレクトリサーチの総数を表示しています。カー ソルを最後まで移動させた時の現在位置がこの数値と合わない場合は、DIR ファイルと実際が合っていない可能性があります。  ※割込負荷表示  1クロックの演奏に要する時間をリアルタイムに表示します。画面全体が 約1/60秒で、緑の部分は演奏処理、赤の部分は演奏情報獲得処理(レベルメー ター用情報獲得)の時間を表しています。Z80だと緑の部分が画面を一周以上 する(1/60秒以内に演奏処理が終わらない)場合があります。  turboRではシステムタイマーでドライバ処理時間を計測し、1秒(60クロック) 毎にドライバ占有率の平均値と最大値を表示します。最大値とは、最も処理 時間が長かった時の占有率のことです。  ※テキストビュアー  .DOC/.HED/.TXT/.LOG/.MACの拡張子を持つファイルの内容を表示すること ができます。読み込める最大容量は、約30KB又は1024行です。1度読み込ん だ内容は、別のテキストファイルを読み込ませない限りソフト終了まで保持 されます。 ◎著作権・使用規定など   本ソフトは、Takku!(以下作者)が著作権を保有するフリーソフトです。下記の事  項に同意できない場合は、使用しないでください。   作者は、本ソフトの使用により発生したユーザーの損害に対し、いかなる責任を  も負わないものとし、損害賠償をする義務はないものとします。   ユーザーが本ソフトの使用によって第三者に対して損害を与えた場合、自己の責  任と費用をもって解決し、作者に損害を与えることのないものとします。   本ソフトを他のパソコン通信局に転載する場合は、ホストシステムの都合でISH  化する場合を除き、アーカイブを改変せずに行ってください。転載の許可・報告は  不要です。転載先の制限は特にありませんが、インターネット(WWW,FTP etc.)への  掲載は原則として禁止します(作者のページにリンクするようにしてください)。   本ソフトを配布(営利目的ではないもので、経費を徴収する場合も含む)する場合  は、事後でも構わないので作者まで報告してください。許可を得る必要はありませ  ん。また、圧縮アーカイブと一緒に配布する場合に限り、実行ファイルとドキュメ  ントファイルを解凍した状態で配布することを認めます。   営利目的のディスクマガジンなどで使用する場合は、事前に作者にお問い合わせ  ください。   作者は、このソフトにバグがあっても訂正する義務を負わないものとします。   不明な点や、バグ報告、要望等は、作者までお願いします。 +---------------------------------------------------------------+ |Takku! takku@olive.freemail.ne.jp | | http://www6.plala.or.jp/takkuweb/ | +---------------------------------------------------------------+ +---------------------------------------------------------------+ |・Music Player K-KAZ systemはK-KAZ氏作のフリーソフトウェアです。| |・MGSDRVはAin氏作のフリーソフトウェアです。 | |・OPLLdriverはRing.氏作のフリーソフトウェアです。 | |・勤労5号は黒田圭一氏作のフリーソフトウェアです。 | |・DoMPはたろさん氏作のフリーソフトウェアです。 | +---------------------------------------------------------------+